黒番 四段 松本富夫(豊田加茂支部) VS 白番 六段 竹内猛(東海中央支部)
参考図
第九譜(155〜207:本譜1〜53)『勝ちがスルリ』
いよいよ大詰め。スンナリ いけば黒のもの。そう思われ たのに松本富夫四段は肝心な ところで緩み、とうとうひっ くり返されてしまった。 いってみればフルエ。その 一つが左上白1に対する黒2 。この手で参考図黒1とオサ エれば白イ(参考図E19)のツ ギに黒ロ(参考図G19)のアテ 、白ハ(参考図F18)なら黒ニ (参考図K16)でジ・エンド。 ことは早かった。 黒2とヒイたのは恐らくコ ウを嫌ったのだろう。 この後の攻防でもチャンス はいくつもあった。 その一つが黒6。この手で は下辺「い(F1)」のサルスベ リの方が大きかったし、黒1 2で右上黒15といくのも絶 大。これを見逃しては女神が ソッポを向くのも当然。三目 の差でとうとう逆転となった 。