黒番 四段 松本富夫(豊田加茂支部) VS 白番 六段 竹内猛(東海中央支部)
参考図
第七譜(106〜133:本譜1〜28)『ヨセにかける』
左辺黒1と指し込まれた白 は、放置しておくわけにはい かんと白2にツケ、シノギに 出た。 黒3のオサエにしろ4とキ カシを打ち、白6、8とハネ ツイで、早く収まろうと手入 れを続けた。黒としては自軍 に不安がないだけに気楽なも のだ。 こういうときは、相手の出 方を見てオドシをかける手も ある。それが黒9。この手で 参考図のように黒1とオクと 、もし白イ(参考図C8)のツギ なら黒ロ(参考図B11)という わけ。 松本四段は、そこまでやる 必要はないと、白一子を黒9 とカミトリ、白14を強要し た。白、やれやれ。黒の方は 、これでよしの判断。 黒15となってみると、黒 ややよし。で、それならばと 、かねて狙っていた黒17へ 。死んだ子の救出にかかった 。 以下の進行を見ると黒23 は24。23ではモノが小さ 過ぎた。 白28となって後はヨセ。 どう仕上げるか。