黒番 四段 松本富夫(豊田加茂支部) VS 白番 六段 竹内猛(東海中央支部)
参考図
第四譜(37〜62:本譜1〜26)『ざわつく』
右辺の黒は白1とやられて ギクリ。上下がスソあきとあ って、こりゃ大変となった。 どうするか。 黒2はこの一手。この後白 3を見て黒5のアテを打たず 、黒4と頑張った。 黒4、白5は双方意地。何 やら忙しくなった。 こうなると、むちゃなゴリ 押しは禁物。取りあえずシノ ギが先と、黒は8から手を続 け、黒12とカケツイで何と か形を整えた。 こうなると白も無理はでき ない。こういうときは変に急 がないで自軍の形を整えなが ら、やんわりと包み込んでい くことが大事。急がば回れだ 。 その点からいくと、白13 は譜よりも参考図白1。 本譜13なら、黒14は2 0ハネの方が厳しかった。 ついでに言えば、白17は 16の一路右。 黒26は手筋。これでどう 動くか。乱戦となるか。