黒番 四段 石井英明(四日市支部) VS 白番 六段 藤原國治(東海中央支部)
参考図
第四譜(39〜52:本譜1〜14)『黒石をのむ』
前譜、上辺に飛び込んだ白 に狙いを付けた黒は、許して なるものかと攻撃を掛けてた ものの、狙いどころを外して 逆に白1とキリを打たれ、黒 2と逃げ出すハメになった。 黒2に白3アテは当然。 ここでインターバルをとった 白は、逆に中の黒石を狙って 5、7と攻めに出た。自軍を 守るどころか、攻めることで 、あわよくば左辺を荒そうと いうコンタンだ。 が、こういうときは攻める 側にもスキがある。黒8でも し参考図のように黒1とやら れると、白イ(参考図F12)な ら黒ロ(参考図F14)があり、 白イでハ(参考図F13)とやっ ても逆襲される余地は十分。 危なかった。 これを逃がし白11、13 と黒石三子を取られてはえら い損。黒14はそれならばと いう居直り。どうなるか。