黒番 四段 石井英明(四日市支部) VS 白番 六段 藤原國治(東海中央支部)
参考図@
参考図A
第三譜(19〜39:本譜1〜21)『攻めあぐむ』
敵中突破をするにはタイミ ングが大事。時機がずれると 手後れとなる。白が上辺めが けて白1と打ち込んでいった のは、いまがタイムリミット と判断したからだろう。 対する黒2は当然。ただし 白3に対する黒4のケイマは 譜よりも参考図@のように黒 1と受けたかった。白イ(参 考図@K14)なら黒ロ(参考図 @K16)。白イでハ(参考図@L 14)なら黒ニ(参考図@L13)と いうわけだ。 上辺の陣形をみると、上辺 星は双方とも重要。白7では 本譜より先に白11とマガリ を打っておきたかったし、一 方の黒も8では参考図Aのよ うに黒1、3。このようにガ ードを固めておきたかった。 それをボンヤリと譜のよう に対応したために、後になっ て白19、21と逆襲される ことになった。 こうなっては白石を攻める どころではない。