完(1〜211)『白15目勝ち』
上地(かみち)初段は愛知県出身、入団は2002年で19歳の新鋭。 表情や態度に年齢を感じさせない落ち着きが見られるのは、厳しい勝負の世界で生きることになったからだろう。 さて、斉藤さんは最後まで頑張り抜き、作り碁にしたが大差に終わった。 常に厚みを意識し、眼形の不安を感じさせない安定路線を心掛け、着実に歩んでみせたものの、「攻め」に工夫が不足したのが遅れた原因らしい。 上地初段講評「厚みは攻めに生かしてこそ、効果を発揮します。それを肝に銘じてください」