第六譜(93〜115:本譜1〜23)『厚みを囲う』
参考図
9のツメを、白が打つか黒が打つかは、碁の流れを変えてしまう重要なポイント。これを黒が打つチャンスはあった。 上地初段講評「黒6を参考図のように、黒6と黙って受け、白7のツギなら、黒9のツメを打てました」 黒9のツメなら白が眼形を確保するのは容易ではなく、連絡を図ることになるが、実戦は白9と先にツメる展開に恵まれた。 これなら眼形工作には困らない。 白15に黒16のツケは囲う方針。厚みを囲うということ。囲えば地になるが、白にも地が付く。 16ではイ(K12)と頑張ってみるのもあったと上地初段。