第四譜(49〜66:本譜1〜18)『攻めたい』
参考図
白1のカカリに黒2で応じたあと、3のスベリに4と換わったのは、「首尾一貫という意味で疑問が残る」と上地初段。 2と受けたからには、3には5と受けておくのが自然だからである。 上地初段講評「また、黒2では参考図のように、黒2と構え、白3なら黒4と頑張るのもありました」 黒2、4は白に根拠を与えず、攻めていこうという意思表示。根拠がないとつらいのは誰でも同じこと。 実戦は白の実利、黒の厚みの分かれ。この厚みを今後、どう生かすかで碁の流れは一変する。黒14は利かされ、この手では黒イ(R5)もあった。