第二譜(12〜29:本譜1〜18)『ツケノビ』
参考図
黒1、3のツケノビからもたれて動く。 これもあるが、左辺や上辺の白の薄みを意識して、のちに狙いを残す意味で、1ではイ(F14)と進めて相手の出方を打診するのも有力な手段。 白4が来ると、次に白7の3三が大きくなるから、黒5以下の防ぎは当然。 上地初段講評「黒11では参考図のように、黒2と受けているのが普通です」 実戦は白12以下を幸便に決められて、白を働かせた意味がある。 白16と動き出す。 黒17の受けに白18のカケが飛ぶ。「やはり、そう来るのか」と、思わず背筋を伸ばし、斉藤さんは身構えた。