1.99年6月〜99年12月
父が5月19日になくなってから、しばらく店を閉めていました。6月から店を再開して土日に僕が店番をするようになりました。
最初は、「父がいないのにお客さんはくるのかな」と不安でした。しかし、皆さんは今まで通りおみえになり、母や僕にやさしい言葉を掛けてくれました。最初は皆さんの名前を覚えるだけで一生懸命でした。
当時は、本を読みながら店番をしていました。ある時、ふと店の中を見回すとみんなはすごく楽しそうでした。お客さんは年配の方が多いのですが、僕はこんな年配の人達が楽しそうにしているのを見た事はありませんでした。街中でみかける年配の人達とは違い、本当に生き生きとしているのです。
僕は一応ルールは知っていたのですが、碁はほとんど打った事がありませんでした。僕はその頃から、お客さんたちがやっている碁を遠くからのぞくようになりました。
そして、「碁でも覚えようかな」という気になってきました。
たまたま、指導碁に来て頂いていた馬場九段が、日本棋院中部総本部で毎週火曜日に教室を開いているということで、9月からそこに通うようになりました。
最初は、「どうして、いい大人がこんなゲームで一喜一憂するのかな」と思っていましたが、実際、教室で色々な人達と碁を打って、負けるとすごく悔しく、勝つとすごく嬉しくなりました。
そして、碁は打てば打つほど不思議なんです。
どうして、交代に打っているのに、すごく不利になるのかとか。ある場所に打たれただけで、どうしようもなくなるのかとか。特に負けた碁では、不思議なことだらけです。
教室では、最初5級で入ったのですが、すぐ4級にしてもらいました。4級になってからは、勝ったり負けたりです。
2.2000年1月〜2月
1月から2月の教室での成績は、●○○○と最初に負けてから、ぐっと盛り返し現在3連勝中です。
碁会所での成績は、2月から●●○○○○と、これもまた最初に2連敗した後、4連勝中です。それに、この4連勝の最後は、なんと馬場九段の指導碁で馬場九段をから勝ち取った白星です。普通「碁」とは、勝った時は「少し残りましたか」とか言って、おしとやかに勝ちを味わうものですが、僕のこの時は、タイガー・ウッズなみのガッツポーズでした。
ホームページを色々な方に見てもらい、色々な意見を聞いたところ、「碁のルール」を知らない人がほとんどでした。近いうちに「リンク集」と「碁のルール」を載せる予定にしています。本当は、実際に僕が打った碁の棋譜なども載せたいのですが、自分が打ったのを後からならべ直す事が全然出来ないので、それはまだまだ先になりそうです。
3.2000年3月
このホームページを見てもらった方から、「いい歳して僕はないんじゃないか」という感想が多々ありました。しかし、村上春樹フリークの僕としては「僕」という響きにとても愛着があるので、これからも「僕」でいこうと思います。
ところで、この章は「第五章」でなくて、「第碁章」となっていたのにはみなさんお気づきでしたか?
これは、いわゆるオヤジギャグです。実はここの碁会所はオヤジギャグの宝庫なんです。例えば『しまった、しまった、島倉千代子』『腹立つ、腹立つ、原辰則』、これだけなら普通ですが、ここのお客様達はもっとすごいのです。なんと『こっすい、こっすい、ケビン・コスナー』とくるのです。まさか、オヤジギャグにケビン・コスナーが使われるとは僕は思いもしませんでした。まだあります。『損した、損した、ソン・ドンヨル』などです。当初は、上記のように使われていたのですが、最近はもういきなり「これは、島倉千代子だなー」とか「おいおい、ソン・ドンヨルかよ」といったように使います。もし、初めてここに来られた時このような言葉が飛び交っていたら、だいたいこのような意味です。もし、意味がわからない時は、遠慮なく僕に聞いて下さい。
この間、「難解だ、難解だ・・・」と続いた後「南海ホークス」と言われた方がありました。隣の方がそれを聞いて、「何か出てくるとは思っていたが、まさか南海ホークスが出てくるとは予想出来なかった」と言っていました。お客様はみんな、『さぶー』と言わずに、このように言われる心やさしい人ばかりです。もし、あなたが新しいギャグを見つけたら、ここで試されるのもいいかもしれません。
話は変わって囲碁の話です。第3回名古屋タイムズ杯で、お客様の近藤五段が優勝されました。もう一人出場された瀬口五段もベスト4でした。名古屋タイムズの許可がおりたら、この名古屋タイムズ杯特集を作成しようかと思っています。僕自身の成績は、教室で3月に2連勝し、現在5連勝中です。3級へあと一歩。
4.2000年4月
3級に昇級しました。囲碁教室の成績は8勝3敗(○●○●●○○○○○○)です。最後は6連勝でフィニッシュしました。3級に昇級後も現在2連勝中です。これからの僕に期待して下さい。
しかし、店でお客様にはなかなか勝てません。特に変なところはないのに勝てません。みなさんに聞くと、攻めが少ないとのことです。明らかにキズだとか相手の弱そうな所には気がつくのですが、自分から攻めるというのは苦手です。
4月30日、馬場九段の指導碁がありました。いつもは五分五分なんですが、今回は1勝11敗で、唯一勝たれたのは都築五段だけでした。今度の指導碁では会員のみなさん、リベンジしましょう。
馬場九段のホームページが臨時ですが開設しました。リンクに追加しましたので見て下さい。また、馬場九段と囲碁の初級講座みたいなのを創る予定です。入門編はインターネット上たくさんあるのですが、その次の段階があまりないので、馬場先生と「いっしょに創りましょう」ということになりました。期待していて下さい。
第4回名古屋タイムズ杯で、お客様の小島清三段が無念にも1回戦敗退。もう一人参加された藤原六段は順調に勝ち進んでいます。東海囲碁サロンの二年連続優勝を目指します。
5.2000年5月8日(月)
みなさん連休疲れは取れましたか?僕は連敗疲れがまだ取れません。
連休中は店で色々な方に教えてもらっていたのですが、なんと成績は4勝22負、勝率.153でした。僕が負けた相手は以下の方々です。馬場九段、藤原六段、瀬口五段、河井三段、水上二段、小島忠初段、柴田初段、山口初段、坂1級、鈴木1級、小道世1級、岩崎2級、浜田2級、佐々木2級、土川3級、神山3級、深谷6級と以上バラエティにとんだ17名の方に22回も負けたのでした。「力つけたねー」とか「強くなったな」とか「若いからすぐ初段になれるよ」とか誉め言葉を僕に言いながら彼らは勝っていきます。
これだけ負けた原因は現在調査中です。原因は多々あるとは思うのですが、この前述べたように、攻めが弱いのと、早めに目算(どちらが形勢が良いかの判断)が出来ていない為、何も戦いが行われないまま終了し、10目ぐらい負けている、この2点が特に顕著です。それらの対策についても現在検討中です。
6.2000年5月23日(火)
前回5月8日の碁日記を見た近藤五段からメールを頂きました。
4勝22敗の成績を見かねて、メールを出さずにはいれなかったそうです。内容は勝つ為・上達する為の内容で、僕と近藤五段だけの秘密です。このメールを頂いてからは、4勝2敗の成績です。このうちの1敗は近藤五段と勝負し、ジゴで敗れたものです。今回、その近藤五段が優勝された名古屋タイムズ杯の棋譜再現を作成しました。まだ1回戦でコメントも載っていませんがよろしくお願いします。
囲碁教室では3級に昇級した後も3連勝中で、トータル9連勝中です。三勝目の相手は21連勝中の方でした。僕に22連勝を阻まれた彼は「これからはあなたが連勝記録を創っていって下さい」と最後に言われました。とても紳士な方でした。
先日、父が生前にお世話になっていた「ウロコヤ」に行ってきました。「ウロコヤ」は碁盤などを販売・修理をしているところです。場所は伏見にあります。今度地図を載せます。「東海中央支部の者です」とか「ここのホームページを見ました」と店の方に言って頂けると割り引きをして下さるそうです。碁に関するのもはここで買われたら良いかと思います。
7.2000年6月24日(土)
馬場九段のホームページがリニューアルしました。まだコンテンツはすべて完成していませんが、なんといってもここの売り物は、「あかりちゃんの基礎講座」でしょう。僕達には簡単すぎますが、碁を始めようという人達には教えてあげて下さい。特に子供向けに作成されています。
あと、馬場九段が企画されている「友遊くらぶ の旅行」が決定しました。この「友遊くらぶ の旅行」が今16名で争っている囲碁ゼミナール大会なのです。優勝者は無料招待、2位と3位の方は半額招待です。残念ながら囲碁ゼミナール大会で3位入賞されなかった方もぜひ自費で参加して下さい。僕も都合がつけば、初めて参加しようかと思っています。詳しくはTOPページから「第17回 友遊くらぶ」をクリックしてご覧ください。
囲碁教室では調子よく2勝して、3級に昇級した後も5連勝中で、トータル11連勝中です。残り6回のうち3勝3敗以上の成績で2級に昇級です。
碁会所での成績も五分というところで、近藤五段のアドバイスがじわじわと効き始めています。
8.2000年7月11日(火)
ついに平日に店番をやって頂ける方が決まりました。花井三段です。
それにともない営業時間も変えようと思っています。7月17日(月)より、平日は昼の12時から店を開けます。また、月曜日も休みなしで営業します。ということは年中無休という事です。
花井三段は初めてここに通っていた頃は3、4級だったそうです。だから初心者の方達の気持ちもよくわかるそうです。「あまり強くないので碁会所は」と言う人も全然気にせずに来て下さい。ここの会員の方達も最初から強かったわけではありません。僕が水上二段に「強くなる秘訣は?」と聞いたら、「ここでみんなにいじめられる事だよ」と言われました。当初7級ぐらいだった水上さんもここでみなさんと碁を打ち、自称史上最強の二段になったのです。僕もみなさんにはよく教えてもらっています。
囲碁教室では今日また勝って12連勝中です。2級昇級まであと2勝です。しかし、僕にはもう一つの記録があります。それは、瀬口五段に現在8連敗中ということです。かなりいじめられているでしょ。
9.2000年8月1日(火)
2級に昇級しました。
3級に昇級後は○○○○○○○○の八戦八勝の完璧な成績で最短昇級です。仕事の都合上、今は月に2回程のペースで通っています。
成績は良いのですが、内容は最近悪くなってきています。序盤から中盤が良くありません。後半に少し強引かなと思うような打ち方が成功して、なんとか成績は残しているのですが、快心の勝利ではありません。
特に最近は第七章名局再現で近藤五段の棋譜を並べているので、特にそう思います。近藤五段の棋譜は三四回並べると、もうすらすらと並べる事ができるのですが、自分の碁はなかなか後から並べることができません。
初段にはあと2歩といったところですが、まだまだな感じです。
10.2000年8月15日(火)
ただいまお盆大会真っ最中です。
ゴールデンウィークは散々な成績でしたが、今回は現在4勝6敗と健闘しています。これは2級で打っての成績なのでマズマズでしょう。
この前、ここのホームページを見て初めてお客様がみえました。吉岡2級です。まだ実戦経験が浅いということなので、なかなか勝ちには結びつかないかもしれませんが、「上達の近道は実戦」だそうですので、対戦局数を増やして強くなって下さい。
第七章名局再現に近藤五段の優勝までの棋譜を載せ終わりました。
近藤五段に昨日打ってもらい、もう少しで勝てそうでしたが、負けました。(待った1回あり)「打つたびに置き石が減っていきますね」との近藤五段の言葉に、僕の成長の後がうかがえるでしょう。
次の名局再現には、あの瀬口五段が登場します。
瀬口五段には、8連敗の後勝ちました。しかし、その後も1勝5敗ぐらいのペースです。
ガンガン攻めてくる瀬口五段と対戦するのは大変おもしろいです。
また、「瀬口五段の攻めに対応できるんだから、誰がきても大丈夫」と僕は教室で良い成績をあげさせて頂いています。まさに瀬口サマサマです。
数回対戦して、まだ一度も勝っていないのは、近藤五段だけです。あと、小島忠初段に最近歯はが立ちません。以前、一度中押し勝ちした時、馬場先生に「この前、小島さんに中押し勝ちしました」と僕が言ったのを聞いてからは、小島忠初段は気合い入っています。
8月25日からの馬場九段囲碁ゼミナール(友遊くらぶ)はその小島忠初段、柴田初段、都築五段といっしょに行ってきます。ここか馬場先生のところで、またその様子を載せる予定です。
11.2000年8月31日(金)
8月25日から27日まで三日間、友遊くらぶの囲碁ゼミナールに行ってきました。
この旅行は本当にメチャおもしろかったです。
僕の成績はクラス別で3位で惜しくも碁盤を手に入れることはできませんでした。藤原六段と柴田初段がクラス別で優勝し、見事にサイン入りの碁盤を手にされました。東海中央支部の方が優勝したのは初めての事と、一つのクラブで優勝者が二名でたのは珍しいと馬場先生が言われていました。
二日目に「囲碁データベース」の井上さんがおみえになり、プロの棋士の方々にインターネットの利用方法などを教えていました。そしてその夜遅くまで、井上さん、吉住さん、松野尾さん、森野九段らは「碁」について熱く語り合っていました。僕もその場にちゃっかりと参加させてもらいました。
馬場先生や森野先生そしてそれを手伝っている吉住さん達は、本当に「碁」を子供達をはじめもっと一般の人々に広げようと思って活動されています。彼らはとても熱くて素敵です。その会話に参加されていた井上さんの「碁」に対する情熱もすごいです。「斉藤さんも一緒にやりませんか」と吉住さんが声を掛けてくれました。僕も参加させてもらえるのですか?「ぜひ、参加させて下さい」と答えました。
もしかしたら、これは僕のライフワークになるんじゃないかと予感させられました。
この熱い語り合いの他にも、見所はたくさんありました。
プロ棋士の指導碁(僕は星川八段にこてんぱにやられました)、時本八段による二日連続の15面打ち、宮本九段・苑田九段の講座、アシスタントの女性達のきれいでおもしろかった事など、本当にこの旅行の誘って頂いた馬場九段には感謝しています。
馬場九段しかプロ棋士を知らない僕は、胸の名札に「棋士」と書かれているのを見ると、「おおプロの棋士だ」と思い、挨拶しまくりでした。彦坂直人九段・小県真樹九段・羽根直樹九段・羽根しげ子初段・西本欣也二段みんなに「東海囲碁サロン」の名刺を配りました。
みなさん来年はぜひ一緒に行きましょう。
12.2000年9月26日(火)
囲碁教室での連勝記録が18連勝でストップしました。
このホームページの開設前から、正確に言えば2000年1月18日から8ヶ月続いていた僕の無敗記録がついに止まったのです。
盤面を隅から隅まで見渡し、「ありません」とGIVE UPする姿は、「おお俺は、ヒカルみたいじゃないか」と自分自身に感激していました。僕はもちろん勝つために打っているのですが、負けた碁の方がなんだかおもしろいです。後から「ああしとけば良かったかも」とか結構自分自身で反省会を行うのです。
今回の負けた碁も、この前友遊くらぶで負けたのと似た感じでした。
僕の碁のスタイルは、この馬場先生の教室での教えを忠実に守り、@石の連絡A中央への進出、最後に地を作ります。そのため自然と勢力を作る碁になります。問題はここからで、教えによれば、その勢力は地を作るために利用するのでなく、戦いのために利用しなければなりません。この二回の敗戦の時は、相手が深くもなく浅くもなく僕の勢力に近づくのです。それに対する対応が僕はまだ出来ていません。後感じることは、僕は相手の地の消し方とサバキがまだまだといった感じです。
今、僕は「宇宙に遊ぶ−武宮囲碁倶楽部」を読んで布石の勉強をしているところです。
この僕のスタイルについては、前に近藤五段が「地を作る碁はやっぱり限界があるから、このスタイルを続けていけば良いでしょう」と言われていました。
布石を勉強した後は、サバキ(相手の地の消し方)を勉強しようと思っています。これを学んだ時はついに僕が初段になる時でしょう。
今からさっそく一人で反省会を開きます。とリベンジに燃えている僕でした。
13.2000年11月23日(木)
囲碁教室での連勝記録がストップしたと同時にこの日記もストップしていましたが、安心して下さい。僕は着実に強くなっています。
教室では、負けた後も3連勝し、1級にリーチをかけました。
碁会所のほうでも、10月22日に初めて三連勝大会で三連勝しました。また11月の月間成績も9勝7敗と10勝にリーチです。またパソコンゲームの光栄の「手段対局V」では九子置かせて勝てるようになりました。僕はヒカルの100歩後ろを着実に歩いています。
今度の日曜日には知多囲碁祭りに参加してきます。この知多囲碁祭りは知多地区の各支部持ち回りで行うものであり、いつの日か東海中央支部の受け持ちの場合に備えて、どのように行うかを見てきます。もちろん僕も大会に参加して優勝を目指しています。
今までは囲碁教室で昇級したら、碁会所でも昇級して打っていたのですが、今度からは碁会所では碁会所のルールに従って(月間20局以上勝率7割)昇級しようと思っています。その為今後は教室と碁会所と二つの級を持つことになりますが、この章「初段への道」では囲碁教室の級で書いていきたいと思います。正月ぐらいにホームページをリニューアルする予定ですので、来年からは碁会所での成績や棋譜なども載せようと思っています。
全然関係ありませんが、11月25日は僕の誕生日です。みなさんからのプレゼントや励ましのメール待っています。
14.2000年12月3日(日)
囲碁教室で1級に昇級しました。
成績は○○○○●○○○○と8勝1敗の成績で、とうとう初段へリーチとなりました。しかし、12月25日の「知多囲碁祭り」ではあっけなく初戦敗退です。これを例にたとえるなら、北斗の拳のファルコのようです。あのケンシロウと互角に闘った男が修羅の国にいくとあっさりと敗れてしまう・・・修羅の国はなんと強いことか、って感じです。
しかし、ここの碁会所では、もうすぐ僕が強くなりお客さんみんなに勝つという噂が「ラオウ伝説」のように漂っています。ここまでの話、わかる人にはすごく的確な表現ですが、わからない人にはチンプンカンプンかもしれません。
前回、話したように碁会所での昇級は勝率7割で上がろうと思っています。今月中に昇級しようと思い気合がはいっています。今までの成績は5勝2敗で、勝率.714です。このままの勝率をキープし、20局以上対戦すれば昇級です。
知多囲碁祭りでは、この日記にも登場する「自称史上最強の二段」の水上さんが優勝しました。写真を数枚とってきたので、いずれ紹介します。僕は抽選で運良く指導碁を打つことが出来、小県九段に八子で挑戦し、4目負けでした。「わかりやすくうまく打てているけど、もう少し厳しく打っても良い」との事でした。やはりこのあたりが、段位を取るために乗り越えなければならない壁でしょうか?
今度の土曜日は今年最後の馬場九段の指導碁の日です。今年の僕の成長ぶりを見てもらう予定です。
最後に、今日あまりに碁に夢中になっていたので、橋本二段に三連勝大会の景品を渡すのを忘れていました。どうもすいませんでした(橋本二段はホームページを見て来られたお客様です)。今度お渡ししますので、またよろしくお願いします。
15.2000年12月24日(日)
碁会所で1級への昇級をかけた一ヶ月でしたが、最終日を迎えることなく終わってしまいました。うちのルールでは、2級以下は一ヶ月の成績が20局以上勝率7割で一発昇級です。つまり14勝6敗で昇級です。
今回気合で望んだ一ヶ月はこんな感じでした。○花井三段、○土川2級、○福井初段、●山口2級、○柴田初段、●中地二段、○水上二段、出足は5勝2敗(勝率.714)でした。次に○馬場九段指導碁で勝ち、6勝2敗。今思い起こせば、問題は次の一局です。●近藤五段にジゴで敗れた一局です。ここから○神山3級、●藤原五段、●瀬口五段、●河野三段(この高段者に対する3連敗は痛かった)、この時点でトータル7勝6敗(勝率.538)に転落。もう僕に残された道は7連勝するしかありませんでした。囲碁教室で18連勝の実績を持つ僕はここでまた気合を入れ直し再度チャレンジしました。
○細川初段、○坂初段、○藤原六段と3連勝し、残りあと4つというところまできました。次の相手は加納四段です。しかし、僕はここでもまたジゴ負けをしました。●加納四段、これで10勝7敗(勝率.588)もうジ・エンドです。その後は、●深谷6級、●深谷五段、●二瓶1級、●古田8級と4連敗。10勝11敗でとうとう勝率も5割を切ってしまいました。
この前の囲碁教室でも四段の方に負けているのです。二段から五段ぐらいの人が僕はダメみたいです。
しかし、今月は収穫もありました。初めての月間10勝、三連勝大会で2回の三連勝。対戦した深谷五段が言われていました「ここから初段までがむずかしいんだよな。俺は1年かかった」と。もしそれが僕に当てはまるなら、この「碁日記〜初段への道〜」はまだまだ連載が続きそうです。
ちなみに今月六段に昇段リーチをかけている近藤五段は順調に勝ち進んでいます。
16.2001年1月13日(土)
少し遅いですが、あけましておめでとうございます。僕は年末からずっと風邪を引いていて今でも調子が悪いです。年末年始碁会所へ行っていたのですが、成績は相変わらずで、7勝11敗でした。9日(火)の囲碁教室でも負けてしまいました。(去年一度もなかった連敗です)
先月ぐらいから勝ちにこだわりすぎて、なんだか変な碁を打っています。9日(火)の囲碁教室で馬場九段が「まあ、皆さん気楽に碁を打ちましょう。強くなれば自然に勝てますから」とおっしゃていました。さすが、僕の師匠です。見事に僕の心中を察した言葉でした。そうなんです、いくら昇級したり昇段しても強くなければカッコ悪いですよね。今の相撲の大関みたいですよね。だから僕も今年はあせらずに行くことに決めました。昇級や昇段でなく一歩ずつ確実に強くなること。これが僕の今年の目標とします。
正月に親戚のおじさんとおばさんと碁を打ちました。2級のおじさんには僕が白で6目勝ち、おばさんには4子置かせて中押し勝ちでした。そのおばさんとは去年の今ごろは互戦で負けていました。強くなったという実感はあまり湧いていなかったのですが、僕はやっぱり強くなっているようです。
現在、ホームページをリニューアル中です。今年は棋譜をたくさん載せる事と、僕の「初段への道〜技術編」(囲碁教室や碁会所で学んだこと)をスタートさせようと思っています。
今年もよろしくお願いします。
17.2001年2月23日(金)
僕の教室での碁の方は、変な碁を打ち続けて今年いきなり3連敗。去年から4連敗の記録を作ってしまいました。その後は3連勝と盛り返しているのですが、どうなるかわかりません。もしかしたらこれが最初の壁というものかも知れません。
ところで、去年「友遊くらぶ」で優勝された柴田初段が転勤になってしまいました。僕がまだ碁を始めたばかりの頃から「打ちませんか?」と良く声を掛けて頂いていました。柴田初段だけではないですが、お客さんとはしゃべっている時間より、対戦している時間のほうが多いです。そして、何度も対戦していると相手に親近感が沸いてきます。これが「碁は手談である」ということかなーと思います。柴田初段には短い間でしたが大変お世話になりました。毎週碁を打てなくなると思うととても残念です。いつかお互い強くなってまた碁を打ちましょう。それまで体に気をつけて、ますます碁を強くなって下さい。
18.2001年4月14日(土)
ここは碁に関係する事だけを書いていますが、最近は書くことが少なくなってきました。イチロー・新庄の活躍や野茂のノーヒットノーラン、日本のプロ野球の開幕に、毎週のTOTOなど碁以外の話題はいっぱいあるのですが、碁に関してはなんだか落ち着いてきちゃいました。
碁の話題といえば、まず教室での成績ですが、現在6連勝中です。あと2勝すれば、初段への1回目の8勝です(1級までは8勝3敗の成績で昇級できるが、初段からはそれを2回達成する必要がある)。名古屋タイムズ杯に参加の竹内七段(六段で参加)は順調に勝ち進んでいます。もしかしたら、近藤六段についで東海中央支部の2回目の優勝になるかもしれません。
「ヒカルの碁」では佐為と塔矢名人がインターネットで対戦を開始しました。僕の予想ではサーバダウンで勝負はつかないと予想しているのですが・・・
ところで、4月8日(日)の馬場九段の指導碁では、「この前完勝だったので、8目にしましょう」と馬場九段が言われたので、1目減らして8目で指導碁を受けました。そして勝っちゃいました。
考えながら書くと結構碁の話題がありました。
あと、今年の馬場九段の囲碁ゼミナール・友遊くらぶの旅行は浜名湖に決まりました。詳しくはまた載せますのでよろしくお願いします。最後に知多地方の支部対抗戦の受け持ちが今年は東海中央支部でした。すっかり忘れていて、今準備に取り掛かっています。5月20日(日)知多市勤労会館に場所は決定しました。これについても今度詳しく載せます。
19.2001年5月22日(火)
5月20日(日)の知多地方支部対抗戦はみなさんの協力を得て無事に終了しました。東海囲碁サロンの皆さんは開始一時間前に会場に来て頂き色々手伝って下さってありがとうございました。
成績についてはまた載せます。後、名古屋タイムズ杯に出場して頂いていた竹内七段は見事準優勝でした。これも順次載せていく予定です
この前の日記で予想した「ヒカルの碁」では佐為が勝っちゃいましたね。
囲碁教室の成績ですが、『あと2勝すれば、初段への1回目の8勝です』とまではお伝えしたのですが、その後●○●●と足踏み状態です。今度6月5日に勝たないと今までの7勝はすべてフイになるというところまで追いつめられました。
僕が今日負けた相手は高校3年生の女の子でした。僕よりも早く上達する若い子に抜かれる、といつかこんな日が来るとは予想していたのですが、意外と早くやってきました。聞くところによると年は若くても碁のキャリアは僕より長いとのことでした。今日は見事にやられました。彼女は今年受験なので、彼女が受験勉強をしている間に僕は碁の勉強をしてリベンジしようと思っています。
今度の6月5日の囲碁教室は結構なプレッシャーです。しかし、良かった事もあります。今度の対戦相手は絶対な彼女じゃないと言う事です。その日だけは佐為がヒカルから僕に乗り移ってくれないかな。
20.2001年6月10日(日)
今日は馬場九段の指導碁の日でした。水上二段、細川初段と僕は10時30分から指導してもらい三人とも全敗でした。後から検討するのですが、やはり迷った手が悪手が多いです。この点だけでも進歩したかもしれません。ところで、馬場九段主催の囲碁ゼミナール・友遊くらぶ杯がスタートしました。対象となる人は、1年間の成績トップ16名ですが、一応ここで報告しておきます。対戦表は店に載せていますので、確認して下さい。(本当は今日発表するはずでしたが、店に資料を忘れて来てしまったので来週「成績発表」に載せる予定です)
ところで、前回ここに書いた教室での6月5日の結果ですが、勝ちました。これで、初段第一関門クリアです。あと8勝3敗で待望の初段に昇段です!!
店での成績も12勝3敗の.800で今月7割勝率でここでは1級に昇級になります。
知多地方支部対抗戦の成績・名古屋タイムズ杯の棋譜などまだまだ更新がおろそかになっていますが、もう少し待っていて下さい。
去年の友遊くらぶで一緒だった吉住さんのホームページ「囲碁の里」がついに開設されました。リンクに載せる予定ですが、とりあえずここから見て下さい。(2002年4月現在閉鎖中です)
21.2001年7月5日(木)
お店でついに1級に昇級しました。5月が12勝3敗、6月が14勝3敗の成績でした。1級での成績は現在2勝3敗です。なんとかなりそうな雰囲気はあります。現在僕は火曜日の囲碁教室とお店で勉強していますが、あと一つホームページを作成する際の「馬場九段の指導碁」の入力が非常に勉強になります。馬場先生のホームページに金曜日に開催している囲碁教室での指導碁をのせ始めました。段級別にまとめて載せています。目標10000局としているので、これが全部完成した時は僕の棋力はさらにアップしているはずです。
囲碁教室ではあと7勝で初段に昇段です。最近ますます碁がおもしろくなってきました。
22.2001年7月31日(火)
初段まであと4勝とここで報告するはずでしたが、今日負けてしまいました。正確にはあと5勝です。この章のサブタイトルである「初段への道」もあと5勝で達成です。初段まではカウントダウンしようと思います。みなさん応援して下さい。そして、初段になったらこの章もおしまいです。しかし、すぐ続きは始まります。今度は「三段への道」にしようかそれとも思い切って「五段への道」にしようかなどと考えていたら、今日あっけなく負けてしまいました。馬場先生いわく「最初は断然良かったのにね」と。僕もそう思っていたのです。
まあ今日の教訓としては、「途中まで良いと思っても、最後まで手をぬくな」ということです。しかし、僕は連勝もするけれど、連敗もするから大丈夫かな。
23.2001年8月9日(木)
初段まであと4勝!
今回僕が勝った相手はWさん初段です。Wさんとは教室に通いだして二回目の対戦でした。Wさんは僕の事を忘れたかも知れませんが、僕はしっかりと覚えていました。なぜなら、彼こそ僕の連勝記録を18でストップさせた人だったのです。「若いね、学生さん」との対局前の言葉に、少し緩みかけた気合を立て直し僕は盤面に向かいました。前回は、中央へ中央へという気持ちばかりで、四隅を取られ、中央でもうまく闘えず敗れてしまいました。その教訓を生かし、今回は厚く打ちながらも地を稼ぎました。中盤から少しリードしても、気をゆるめず9目勝です。
来週はお盆休みで、報告は再来週になると思います。
あと、ウロコヤの人と偶然会って「あんたには強くなってもらわないと」とプロとの指導対局券を2枚もらいました。ウロコヤについては、随分前にこの日記にも書いたのですが、まだ宣伝をしていませんでした。夏休み中に宣伝を載せますので、ゴメンナサイ。厚かましいお願いですが、いつかまた指導対局券を下さい。
24.2001年8月23日(木)
初段まであと3勝!
台風の中碁を打ちに中部総本部まで行ってきました。やはり少なくてその日は十数名しかいませんでした。しかしやっぱり、馬場先生の講義は良いですね。あまり細かい事を言わず、大きな考え方を教えてくれます。多分強くなるためには細かい事もいつかは必要になってくるでしょう。だけどこの大きな考え方だけ知っていて、実戦で出来れば三段ぐらいはいくのではないのでしょうか。僕は細かい事は実戦を積み重ねれば段々覚えてきました。今月は中部総本部のページ更新できませんでした。来月はきっと新しくします。
ホームページの更新もおろそかな僕ですが、金曜日から友遊くらぶの旅行に行ってきます。台風の時期がずれて本当に良かったです。東海囲碁サロンからは今年は5名参加しますが、何人優勝するでしょうか?楽しみです。
25.2001年8月30日(木)
友遊くらぶバンザイ!!
8月24日〜26日まで友遊くらぶへ行ってきました。成績は小島忠二段が優勝され、見事に碁盤をGETしました。僕は惜しくも2位。しかも決勝戦では半目負けという、まるでマンガか小説のようでした。僕は囲碁データベースの井上さんと同室でした。井上さんとは、井上さんが白で僕が黒で三回打ちました。その結果は、井上さんから後にメールを頂いた『隣で寝ている斉藤さんの首を絞めなくてすむように、斉藤さんに負けない腕前になって来年登場しますよ。(^-^)』の内容を見て頂ければ自然とわかると思います。エヘヘ
指導碁では彦坂九段に打って頂きました。馬場先生と同じ数でと言う事で、八子で打って頂いたのですが、僕の中押し勝でした。「もう七子で良いのではないですか。馬場先生に言っときますよ」と言われ、気分が良い僕は次の日七子でもう一度彦坂九段に打って頂きました。そこでも8目勝でした。「センスが良いね」と誉められた僕は、「俺は天才かもしれない」と周りの人に言いまわっています。
また一皮むけた囲碁ゼミナールでした
教室で勝ちました。初段まであと2勝!
26.2001年9月16日(日)
初段まであと1勝!
パスワードを忘れてしまいずっと更新できませんでした。今度の18日に教室で勝つと、ついに初段です。この日記の終わりも間近です。以前ここで書いていたように次の「三段への道」を載せる前に、ひとつの日記をスタートさせるかもしれません。内容は碁を知らなかった人(僕の友人)が5級程度までになる姿を、棋譜とそれに対するコメントという形で載せたいと思っています。どんな結果になるかは僕も想像出来ません。楽しみにしていて下さい。
27.2001年9月18日(火)
みんなの期待?を背負って望んだ一戦でしたが、11目負けでした。
僕の一番苦手な攻めてこないタイプの方でした。置き碁なら僕は結構攻めていけるのですが、そうでない場合はなかなか上手に攻めていけません。僕の父は馬場先生によれば「感覚的な攻め碁」だったそうです。いつ僕にその血が引き継がれるのでしょうか?まだまだ勉強することはたくさんあります。
28.2001年10月15日(月)
引越しが忙しくて更新出来ませんでした。
初段へのリーチ掛かりっぱなしで、教室にはずっと行っていません。今週は行こうと思っています。
新しい企画「囲碁日記〜5級への道〜」(加藤慎一編)ついにスタートします。碁の全然知らない加藤君がゲームで対戦します。その棋譜を載せて、近藤六段と僕がコメントします。加藤君はそのコメントを見て勉強するという企画です。加藤君が本当に強くなっていくのか?5級までに到達するのに何ヶ月かかるのか?僕も興味深々です。
29.2001年10月16日(火)
ついに初段になりました。
今日の相手は中学一年生の男の子でした。5級だったので4子の碁でした。僕は自分が置くのはよく打っているのですが、置かされて打つのには慣れていません。彼のうっかりミスに助けられてなんとか勝ちました。
予告通り「碁日記〜初段への道〜」は終了します。技術編は次の「碁日記〜遙かなる五段〜」と同時にスタートさせたいと思っていますが、しばらくは「囲碁日記〜5級への道〜」(加藤慎一編)をお楽しみにして下さい。今日は本当に勝てて良かったです。僕はさらに頂上を目指します。長い間「碁日記〜初段への道〜」をご愛読頂きありがとうございました。
I WILL BE BACK!!
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